新規事業の課題ランキング上位は「人材の確保」38.9%、「知識・ノウハウ不足」38.6%(パーソル総合研究所・2022)。だから外部支援の活用は合理的な選択です。ただし支援サービスは形態によって性質がまったく違い、選び方を誤ると「高い勉強代」になります。
4つの支援形態と「何が残るか」
| 形態 | 得意なこと | 社内に残るもの | 注意点 |
|---|---|---|---|
| コンサルティング型 | 調査・戦略立案・資料化 | レポート・戦略資料 | 実行と検証は自社任せになりがち。1テーマあたりの単価が高く、年間で回せるテーマ数が限られる |
| ツール型(SaaS) | 企画・分析の高速化、低コスト | プロセスと使い方の習熟 | 使いこなす人と運用設計は自社に必要 |
| BPO型 | 企画創出〜検証の実務を丸ごと代行 | 検証済みの企画・検証ログ | 納品物に判断根拠・プロセスが含まれるかを要確認。含まれないと自走力が育たない |
| 伴走型 | 自社チームと一緒に実行・検証 | 経験した人材+やり方の型 | 社内の稼働がゼロでは成立しない。期間を切らないと長期化する |
選定の5つのチェックポイント
- ① 終わった後に何が残るか — レポートか、検証結果か、人材とプロセスか。「支援が終わったら止まる」構造は避ける
- ② 検証まで踏み込むか — 戦略立案で終わる支援と、顧客に当てて確かめるところまでやる支援は別物。成果物に「検証済み/未検証」の区分があるかを聞く
- ③ 料金構造とテーマ数の関係 — 1テーマ数千万円の重い構造か、年間で複数テーマを回せる構造か。統計的に多数のテーマが途中で終わる(成功率データ参照)以上、テーマあたりの検証コストは低いほど合理的
- ④ 自社の止まりどころに合っているか — 企画が出ない会社に検証支援を入れても効きません。課題の特定が先です
- ⑤ 小さく始められるか — 最初から年間契約ではなく、1日〜数週間の小さな単位で相性を確かめられるか
形態は排他ではありません。実務では「ツールで日常を高速化しつつ、勝負テーマは伴走で検証し、体制が足りない領域はBPOで補う」といった組み合わせが最も費用対効果が高くなります。
PROTOCOREの場合
参考までに私たちは、事業立案AI「UX PENGUIN」(ツール型・無料から)を土台に、1Dayワークショップ→8週間スプリント(伴走型)→事業企画BPOまでを、御社の止まりどころに合わせて組み合わせる形をとっています。すべての支援は「続けるか、変えるか、やめるか」を判断できる状態で終えることを約束にしています。どの形態が合うかは、無料のWeb診断(5分)で止まりどころを特定するところから始められます。
出典:パーソル総合研究所「企業の新規事業開発における組織・人材要因に関する調査」(2022・担当者n=1,800)。